よくある質問(FAQ)

介護士と女性
はじめての介護 よくある質問(FAQ)

この「よくある質問(FAQ)」では、介護の基本や介護保険の利用方法、介護用品の選び方から日常のケアに関するアドバイスまで、はじめての方が抱きがちな疑問にお答えします。少しでも安心して介護に取り組んでいただけるよう、役立つ情報を分かりやすくまとめました。お困りのことがあれば、ぜひこちらのFAQを参考にしてください。

Q:介護を始めるには何から手を付ければ良いでしょうか?

A:まずは、介護が必要な方の状況を確認し、介護保険の申請を行うことが基本です。地域包括支援センターなどの相談窓口に相談することで、介護保険の利用方法や必要な手続きについてアドバイスを受けることができます。また、ケアマネジャーを依頼すると、必要なケアプランを作成してもらえます。

Q:介護保険の申請方法はどうすればいいですか?

A:介護保険の申請は、市区町村の役所で行います。申請後、訪問調査や医師の意見書に基づき、要支援・要介護の認定が行われます。認定が出るまでに1か月程度かかることがあるので、早めに手続きを行うのが良いでしょう。

Q:どのような介護用品を最初に揃えれば良いですか?

A:初めに揃えておくと便利な介護用品としては、ベッドや車椅子、歩行器、シャワーチェア、手すりなどがあります。どのような用品が必要かは、介護を行う方の状態により異なるため、ケアマネジャーに相談して最適なものを選ぶと良いでしょう。訪問介護やデイサービスを利用する場合、必要な用品も変わるので、まずは少しずつ揃えていくことをおすすめします。

Q:在宅介護と施設介護の違いは何ですか?

A:在宅介護は、自宅で生活しながら介護サービスを受ける方法で、家族が介護を担うケースが多いです。一方、施設介護は、特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの施設に入所し、そこで介護を受ける方法です。自宅に住み続けたい場合は在宅介護が適していますが、24時間体制のケアが必要な場合や家族の負担を減らしたい場合は施設介護が検討されます。

Q:介護者がストレスを感じたときはどうすれば良いですか?

A:介護は心身の負担が大きいので、ストレスを感じたら休息を取ることが重要です。家族や友人と話をする、地域の介護者支援グループに参加する、デイサービスなどを活用して一時的に介護を専門スタッフに任せるなどの方法があります。介護者の健康を保つことも大切なケアの一環ですので、無理せずサポートを受けましょう。

Q:認知症の家族にどう接したら良いでしょうか?

A:認知症の方に接する際は、ゆっくりと穏やかに話しかけ、無理に指示をしないことが大切です。過去の記憶を話すことが多い場合は共感してあげると、本人も安心します。また、気持ちの変動が激しくなることもあるため、日常生活でリラックスできる環境を整えると良いでしょう。

Q:福祉用具のレンタルと購入、どちらが良いですか?

A:利用者の状態や使用頻度に応じて選ぶと良いです。例えば、短期間の使用や試してみたい場合はレンタルが適しています。介護保険で補助が受けられる場合もあるため、ケアマネジャーに相談しながら検討してください。長期間の使用が見込まれる場合は、購入を検討しても良いでしょう。

Q:家の中での安全対策はどうすれば良いですか?

A:まず、家の中の段差をなくすこと、滑り止めマットを敷くこと、浴室やトイレに手すりを設置することなどが効果的です。また、床に障害物を置かないようにし、視認性の良い照明を配置すると良いでしょう。これにより転倒のリスクを減らし、安全に生活できる環境を整えられます。

Q:介護保険でどのようなサービスを利用できますか?

A:介護保険で利用できるサービスには、訪問介護、デイサービス(通所介護)、ショートステイ(短期入所)、リハビリサービスなどがあります。また、福祉用具のレンタルや住宅改修の補助も利用可能です。サービスの内容は要介護度により異なるため、ケアマネジャーに相談しながら、自分に適したサービスを選びましょう。

Q:訪問介護サービスを利用するにはどうしたら良いですか?

A:まず、介護保険の申請を行い、要介護認定を受ける必要があります。その後、ケアマネジャーが担当するケアプランに基づいて、訪問介護のサービスを利用できます。訪問介護では、家事援助や身体介護を受けられますので、ケアマネジャーと相談しながら、必要なサポートを検討すると良いでしょう。

Q:どのようなタイミングで介護保険を申請すべきですか?

A:介護用品の利用期間が短い場合や、試しに使ってみたい場合はレンタルが適しています。介護保険の補助がある場合、レンタル費用が軽減されることもあります。長期間の使用が見込まれる場合や頻繁に使う用品については、購入が向いていることもありますので、用途に応じて選びましょう。

Q:介護用品をレンタルすると購入よりもお得ですか?

A:介護用品の利用期間が短い場合や、試しに使ってみたい場合はレンタルが適しています。介護保険の補助がある場合、レンタル費用が軽減されることもあります。長期間の使用が見込まれる場合や頻繁に使う用品については、購入が向いていることもありますので、用途に応じて選びましょう。

Q:介護者の腰痛対策としてできることはありますか?

A:介護者用の腰サポートベルトや、立ち上がり補助器具の利用が効果的です。また、適切な姿勢や力を分散させる方法(ボディメカニクス)を学ぶことで、腰への負担が軽減されます。介護の際は、必要に応じて訪問介護サービスも活用し、無理をせずにサポートを受けるようにしましょう。

Q:認知症の方が徘徊しないようにするにはどうしたら良いですか?

A:見守り用のセンサーやGPS端末の利用が効果的です。玄関にセンサーやロックを設置することで、外出時のリスクを減らすこともできます。また、デイサービスの利用で日中の活動量を増やすと、夜間の徘徊が減るケースもあります。

Q:夜間に頻繁に起きてしまう家族への対応はどうしたら良いですか?

A:夜間に安全に移動できるよう、照明を工夫したり、トイレまでの動線を確保することが大切です。夜間専用のポータブルトイレを使うことで、ベッドからトイレへの移動を減らすことも可能です。また、昼間に体を動かすことで夜の睡眠が深くなることが期待できます。

Q:福祉用具の選び方がわからないときはどうすれば良いですか?

A:福祉用具の専門相談員やケアマネジャーに相談すると、利用者の身体状況や生活環境に応じた適切な福祉用具を提案してもらえます。地域の福祉用具レンタル業者に直接問い合わせることも可能です。

Q:自宅のリフォームで介護保険の補助が受けられるのはどんな場合ですか?

A:手すりの設置、段差の解消、滑り止めの床材への変更など、日常生活の安全性向上のためのリフォームが対象となることがあります。補助を受けるには事前に市区町村に申請が必要ですので、ケアマネジャーと相談して進めましょう。

Q:在宅介護中の休息の取り方に困っています。何か方法はありますか?

A:デイサービスやショートステイを利用すると、日中や短期間の休息を確保できます。また、介護休暇や訪問介護を活用することで、介護者が安心して休息を取れる環境を整えることができます。家族や地域の支援を上手に利用しながら、定期的な休息を心がけましょう。

Q:食事や栄養のバランスを整える方法が知りたいです。

A:高齢者向けの栄養補助食品や介護食を活用することで、必要な栄養素を手軽に摂取できるようになります。噛む力や飲み込む力に応じて柔らかい食品を選ぶと、安全に食事がとれます。栄養士や介護職のアドバイスを参考に、栄養バランスを意識した食事を心がけましょう。

Q:日常生活の動作をサポートするリハビリ方法を教えてください。

A:リハビリ器具(ゴムバンドやハンドグリップなど)を使って筋力を維持する運動や、座ったままできるストレッチなどが効果的です。軽い運動であれば、訪問リハビリの指導を受けることもできます。無理のない範囲で、日常生活の動作をサポートするリハビリを取り入れてみましょう。

目次